今はインターネットや生成AIの進化により、誰もが膨大な情報へ瞬時にアクセスできる時代です。
しかし、それによって「単純な情報」の価値は確実に下がってきています。
そんな時代において、私たちが本当に届けるべきものとは何でしょうか。
この記事では、「単純な情報」ではなく「生き様」が持つ本質的な価値について掘り下げていきます。
単純な情報の価値は急速に下がっている
これまでの社会は、様々な情報や知識を持っていることが、一つの価値になっていました。
しかし、インターネットが社会のインフラとなったいま、わからないことがあればGoogle先生に聞けば即座に答えが見つかります。
また、生成AIに相談すれば、わかりやすく整理された解説文まで用意されます。
ビジネス、健康、投資、自己啓発——あらゆる情報がインターネットにあふれ、かつて「知っていること」が強みだった時代は終わりました。
その結果、「情報」そのものの価値は下がり、どんなに深い知識を持っていても、それが検索で拾えるものである限り、差別化にはなりにくいのが現実です。
AIが台頭するこれからの時代において、リアルな人間だからこそ発揮できる価値が何かを見極めなければ、埋もれてしまう危険性があります。
生き様やリアルな体験が最高のコンテンツ
そんな中で、依然として価値を持ち続けているのが「人間のリアルな体験」、つまり“生き様”だと思っています。
これは、どれだけテクノロジーが進化しても、データベースには載っていない「現場でしか得られない一次体験」であり、AIには真似できないものです。
私自身、経営コンサルタントとして働いており、クライアントから選ばれるコンサルタントの先輩を見ていると、現場に立つことの重要性を感じます。
彼らは、外側から評論家的に語るだけではなく、自分が実際に見て、聞いて、動いて得た知識(他社の現場の情報など検索では、絶対に見つからないもの)と、そこから学んだことをクライアントに伝えることで、初めて「刺さるアドバイス」になり、コンサルタントとしてクライアントから選ばれ続けています。
このブログも、まさにそういった「生き様」を綴り、同じような悩みを持っている方に価値を提供する場にしたいと考えています。
私の挑戦、失敗、成功体験を通じて、読んでくれた方の心に何かが届けば、それが何よりの価値だと思っています。
生き様が人気コンテンツになる時代
実際、いま人気が出ているコンテンツを見てみると、「知識」よりも「共感」を軸にしたものが増えています。
その中でも、個人的に特に心を惹かれているのが、以下のような“生き様系コンテンツ”です。
ラップグループBAD HOPの物語性
川崎のゲットー(貧困地区)から、這い上がってきたラップグループ「BAD HOP」。
彼らのリリックは生々しい人生そのものが詰まった「ドキュメント」です。
幼少時代からの幼馴染でグループを結成し、ヒップホップ史上初の東京ドームライブを成功させるまでの人生そのものが歌詞になっており、ファンは彼らの音楽を通して、その生き様に共感し、惹きつけられるのです。
株式会社ミズカラ(旧:GOAL-B)の躍進
もう一つの例が、コーチング事業を展開する「株式会社ミズカラ(旧:GOAL-B)」です。
この企業のブレイクのきっかけは、創業者で前代表のAKIOさんによる、ルーティン動画のバズでした。
そのルーティン動画の中では、リクルートで働く会社員が筋トレ・早起き・読書・副業などに取り組む、“ストイックな生き様”が描かれており、同じようにサラリーマンをやりながら、色々な気持ちを抱えた多くの人が共感し、バズに繋がったのです。
株式会社ミズカラ(旧:GOAL-B)も、その流れを汲んでおり、社員のルーティン動画を上げたり、社員の生き様を基にしたコーチングを提供しており、まさに”生き様系コンテンツ”の代表的な例と言えます。
どちらの例も、ただの“情報”ではなく、“人のリアルな人生”が中心にあるという点が共通しています。そして、それこそが「今、最も強いコンテンツの形」なのです。
このブログでは私の生き様を届け共感を生みたい
だからこそ、私もこのブログを通じて、自分のFIREを目指す過程で、日々の努力や失敗、学びを発信していきたいと思っています。
派手な成功談よりも、むしろ地味で泥臭い挑戦こそが、多くの人にリアルな共感を呼ぶと信じています。
私の経験が、同じ目標に向かっている方の背中を押すきっかけになれば本望ですし、私自身もこの発信を通じて、自分の生き様にさらに磨きをかけていきたいと思っています。
是非、このブログの発信を楽しみにしていただきたいと思います。